はじめに

パブロフの犬という有名な実験があります。

犬に餌を与える時にブザーを鳴らします。

これを毎回続けていると、

あるときからブザーが鳴るだけで、

犬が唾液を流すようになるという実験結果が出ました。

これを条件付けと言います。

 

いわゆるルーティン動作もこの条件付けの一つです。

イチロー選手のバットを立てる動作

ソフトバンクホークスの内川選手の打席に入る動作

などはいつも一緒です。

動作を行うタイミングや動作のスピードも一定です。

今回は、

この条件付けについて解説していきます。

 

 

行動と心理は関係している!

 

Aという行動をするときにBという心理状態になる

これを繰り返し、

行動A=心理B

となる関係を強化したのが条件付けです。

 

Bの心理になりたい、呼び起こしたいときに、

Aの行動を取ると自然にその状態になるのです。

 

行動については何でもかまいません。

音楽を聴く人もいれば、

ストレッチをする人もいるでしょう。

 

大事なことは、

何か一つにしぼること!

そして必ずBの心理になるようにすること!

 

そうなるようにとにかく反復あるのみです。

 

 

一流アスリートの条件付けを見てみよう!

 

では、

一流アスリートの条件付けを動画で見てみましょう。

 

まずはイチロー選手。

打席に入る前の独特な素振りと屈伸、足場をならしてからバットを立てる。

 

 

こちらは内川選手。

足場をならしてから、バットの芯の部分を右手で触ります。

 

 

こちらは山田哲人選手のルーティン動作。

構えてからバットを立てる動作が入ります。

 

 

ちなみに私の条件付け、ルーティンはこちらです。

このかかとから打席に入ることで、

安心感と集中を呼び起こしています。

 

これを取り入れてからの昨シーズンの打率はちょうど5割でした。

いかにメンタルが弱かったのか(笑)

 

ルーティンという行動をして、

集中や安心感、いつも通りの気持ちなどを呼び起こすのです。

 

このように

行動Aをしたら心理Bに入るような関係を強化していくのです。

 

 

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条件付けには反復練習が必要!

 

そんな条件付けを強化していくには、

毎日の練習から取り組むことが重要。

 

試合、本番だけでやっていても、

回数が少ないため十分な強化ができていないのです。

 

また、

試合というのは特別なため、

心理面で常に心理Bの状態にならないこともあります。

 

だからこそ、

いつも通りの自分でいられる練習から取り組み、

行動A=心理B

の関係を作っておくことが大切です。

 

また、

続けることが何より大切なので、

中途半端にやったりやらなかったりでは、それは条件付けとはなりません。

 

注意してください。

 

 

条件付けを利用したリラックス方法

 

行動Aをとれば、

リラックスという心理Bの状態にもっていく方法を紹介しておきます。

 

大半の人が一番リラックスできる瞬間があります。

 

それは、、、、

 

入浴です。

 

入浴の時間はとてもリラックスができます。

 

お風呂に入る際、

自分の好きな曲を一つ決めてそれを聴きながら、

ゆっくりと湯船に浸かってください。

 

体はめちゃめちゃリラックスするし、

耳からは自分の好きな曲が聴こえてくる。

 

これを1ヶ月ほど続けてください。

 

そうすると、

すごく緊張した場面でもその曲を耳にするだけで、

ゆったりしたリラックスした気持ちが呼び起こされるというわけです。

 

緊張しやすいタイプの人には有効な方法です。

 

まとめ

 

条件付け、いわゆるルーティンについて説明しました。

 

一流と呼ばれる選手の多くはこの動作を行っています。

 

自分の実力を発揮するためには、

心理面も安定させなければなりません。

 

緊張があったり、弱気でいれば、

実力を発揮することなく試合を終えてしまうかもしれません。

 

そうならないように、

条件付けを利用して、あなたの実力を発揮できる条件付けを作りましょう。

条件付けについてはまだまだ更新していく予定です。

 

読んでいただきありがとうございました!

 

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